鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルのルーマニア子会社アルセロール・ミタル・ガラツィは2日、600万ユーロをかけて工場の改修を行う計画を明らかにした。亜鉛めっきの生産ラインを更新して品質の向上を図る。
同社はルーマニア最大の鉄鋼会社で、従業員数は6,200人。南西部のガラツィのほか、西部のフネドアラ、東部のヤシ及びロマンに工場を持つ。また東部のトゥルチャに石灰石の採石場、ガラツィにはドナウ川沿いに陸揚げ港を保有している。
同社の前身の国営Sidexガラツィは2001年にLNM Holdings NVに買収され、その後04年にミタル傘下に入った。06年のミタルとアルセロールの合併に伴いアルセロール・ミタル・ガラツィとなった。