トルコ統計局(TUIK)が3日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月を11.8%上回り、2010年10月(11.99%)以降で最大の上げ幅となった。インフレ率の上昇は5カ月連続。過去12カ月の平均上昇率は8.6%だった。
構成比重の大きい「運輸(自動車用燃料を含む)」が17.9%値上がりし、全体が強く押し上げられた。このほか、構成比重が最も大きい「食品・ノンアルコール飲料」(15.6%)を始め、「アルコール飲料・たばこ」(21.6%)、「その他の商品・サービス」(13.6%)、「医療」(13.3%)で2ケタ台の伸びを記録。「教育」は9.6%、「宿泊・外食」と「余暇・文化」は9.2%だった。
上げ幅が最も小さかったのは「通信」(4.1%)で、「衣類・靴」(5.1%)、「家具・家庭用品」(5.5%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。