インドのタイヤ製造・販売大手アポロ・タイヤズ(Apollo Tyres)のカンワール社長はこのほど、ハンガリー新工場の事業成長への貢献に期待を示した。チェンナイのバス・トラック用ラジアルタイヤ工場とともに「今年の大幅増産と、向こう数年での欧州市場での市場拡大」をけん引すると予測する。
ハンガリー北東部のジェンジェシハラーシ工場はアポロ・タイヤズが欧州で初めて直接投資した生産拠点で、今年4月に操業を開始した。自社ブランドおよび蘭子会社フレデステインの製品を生産し、欧州全土に出荷する。年産能力は乗用車および小型トラック用タイヤが550 万本、大型商用車用タイヤが67 万5,000 本を予定し、第一段階として2018 年秋までに200 万本のタイヤ生産能力を整備する。
アポロ・タイヤズは2009 年にフレデステインの買収により欧州初の生産拠点を構えた。世界100カ国以上で製品を販売し、2017年3月期決算の売上高は前年比11%増の17億ユーロ、純利益は1億4,930万ユーロだった。