この秋に水素燃料電池トロリーバスを公共交通に導入するラトビアの首都リガで16日、水素を補充するためのスタンド(水素ステーション)の鍬入れ式が行われた。トロリーバスの調達を含めた投資額は1,610万ユーロ。うち半分は欧州連合(EU)が負担する。
リガ市営公共交通会社リガス・サティクスメは、水素ステーションの整備と燃料電池トロリーバスの実用性を確認するプロジェクト「H2Nodes」のコーディネーターを務める。「H2Nodes」の一環として、リガだけでなく、エストニアのペルヌ、オランダのアルンヘムでも燃料電池車両の運行準備が進んでいる。
リガス・サティクスメが昨年実施した燃料電池トロリーバス・バス各10台の入札では、ポーランドのソラリス・バス&コーチが2,150万ユーロ弱(付加価値税抜き)で受注を獲得した。このうちトロリーバスは「N2Nodes」プロジェクトの予算で購入される。