ポーランドの鉄道貨物輸送会社PKPカーゴがチェコ同業AWTの残り株式20%を2,700万ユーロで取得し、完全買収する計画だ。国際事業を強化する戦略の一環で、買収資金は既に確保したとしている。9日付の現地英語紙『ワルシャワ・ボイス』が伝えた。
AWTはチェコ2位の鉄道貨物輸送会社で、従業員は約2,100人。機関車160両と貨車5,100両を擁し、主に中東欧の大企業向けに石炭や鉄鋼、自動車部品などを輸送している。PKPカーゴは2015年1月にAWTの株式80%を1億320万ユーロで取得していた。
PKPカーゴは欧州で業界第2位。機関車760両を擁し、16年の貨物輸送量は1億1,600万トン、総収益は45億5,000万ズロチ(約10億7,800万ユーロ)だった。(1PLN=29.34JPY)