チェコ鉱工業生産、4月は10.9%増

チェコ統計局(CSU)が10日発表した3月の鉱工業生産高は前年同月比で10.9%増加し、上げ幅は前月の2.7%から8.2ポイント拡大した。同業生産高のプラスは5カ月連続。前月比(季節調整済み)では0.4%減少した。新規受注高は前年同月比で15.1%の増加となった。

業種別にみると、主要産業の自動車が18.4%拡大して全体をけん引したほか、化学・化学製品(24.3%)、家具製造(19.8%)、その他の非金属鉱物製品(17.9%)、ゴム・プラスチック製品(16.7%)、電気設備(15.5%)も大幅に増加。コンピューター・電子・光学機器(14.3%)、紙・紙製品(13.9%)、機械・設備(13.6%)、繊維・織物(13.2%)、金属加工品(13%)、飲料(12.9%)も堅調だった。一方、その他の輸送機械が11.7%と大きく減少したほか、機械設備の修理・設置サービス(7.2%)、衣料品(3.8%)、印刷・記録媒体(1.9%)も減少した。

3月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比5.6%増の3万1,564コルナ(約1190ユーロ)だった。(1CZK=4.66JPY)

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