セルビア社会基盤省は15日、中国政府系のインフラ建設会社、中国路橋工程(CRBC)と、二つの道路プロジェクトについて基本合意書(MoU)を交わしたと発表した。投資規模は合計25億ユーロ(27億米ドル)に上る。
具体的には、(1)ベオグラードとモンテネグロ国境(ボリャレ)を結ぶ自動車幹線道の、プレリーナ~ポジェガ区間およびポジェガ~ボリャレ区間(2)ボイボディナ自治州のフルシュカ・ゴラ幹線道(123キロメートル)――の整備を対象とする。(2)は汎欧州運輸回廊10号線と4号線に接続する。工事費は(1)で21億ユーロ、(2)で4億ユーロと推定される。
ミハイロヴィッチ社会基盤相は、「ポジェガ~プレリーナ区間の工事を来年開始できるよう、年内に書類の準備を完了する」と話した。