ウズベキスタンの国営自動車メーカー、ウズアフトサノアト(Uzavtosanoat)は先ごろ、フランスの自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)と合弁会社を設立することで合意した。新会社ウズベキスタンPCAは資本金約3,000万ユーロで、両社の折半出資とする。首都タシケントから南西に200キロメートル離れたジザフ自由工業地域に工場を建設し、プジョーとシトロエンの小型商用車を生産する。稼働は2019年の予定。年間で最大1万6,000台の生産を目指す。
生産開始初年度の現地調達比率は50%以上を確保する予定で、ウズアフトサノアトが持つ30の工場のほか、160余りの中小企業から部品を調達する。
ウズアフトサノアトのユスポフ副社長は、「この小型商用車セグメントだけがウズベキスタンに欠けていた」と述べ、合弁事業を通じた国内自動車産業の振興に期待を示した。
ウズアフトサノアトは1994年の設立。乗用車、バス、トラック及び部品を生産し、約2万4,000人を雇用している。