チェコの1-3月成長率2.9%

チェコ統計局(CSU)が16日発表した2017年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前年同期比2.9%増となり、伸び率は前期から1.2ポイント拡大した。前期比では1.3%増で、前期を0.4ポイント上回った。

輸出の好調に加え、個人消費が増加し、成長をけん引した。製造業に限らず、経済活動が全体として拡大している。

今後についてコメルチュニー・バンカのエコノミスト、ゼイセル氏は、欧州連合(EU)が助成するインフラプロジェクトなどもあり、「力強い成長が継続する」とみる。

1-3月期の失業率は3.5%と前年同期比で0.9ポイント改善した。賃金も上昇しており、消費拡大の追い風になりそうだ。

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