ウクライナのキエフ市は15日、中国企業連合と同市で4本目となる地下鉄の建設プロジェクトで提携する覚書に調印した。事業化調査を含め、プロジェクトを具体化するための作業を委託する。
提携先となるのは、中国中鉄(CREC)の国外事業子会社、中鉄国際集団(CRECGI)と、太平洋建設(CPCG)から成る企業連合。技術、費用、法律面からプロジェクトを具体的に検討し、プロジェクトの実施可能性を調査する。
キエフ市によると、プロジェクトが実行される場合、中国企業連合と設計・調達・建設(EPC)契約あるいはファイナンス提案を含めたEPCプラスF契約を結ぶことが考えられる。また、この提携が、中国金融機関によるウクライナ・インフラ投資の呼び水になると期待される。