独コンチネンタル、セルビアに開発拠点開設

セルビアのヴチッチ首相は28日、独自動車部品大手のコンチネンタルが7月1日付で北部の都市ノヴィ・サドに開発センターを開設すると発表した。革新的なソフトウエアおよびモビリティー・ソリューションの開発が目的で、500人以上のエンジニアの雇用創出が見込まれる。

ヴチッチ首相によると、コンチネンタルは3年前からセルビアにおける開発拠点設置を検討してきた。当初は経済環境が整っていないことを問題視していたが、その後のセルビア経済の発展が今回の決断につながったという。

ヴチッチ首相は、「コンチネンタルの研究センター進出は、セルビアがもはや低付加価値製品の生産地ではなく、調査・開発・研究拠点としての魅力を備えた国であることを示す。我が国の大学で技術開発が実施されるようになることは、セルビアの成長を後押しするうえで決定的な意味を持つ。より大きな成長を実現し、ドイツやオーストリア、スイスとの差を縮めるには、学校や大学の大手企業との提携が不可欠だ」と意義を強調した。

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