墺排気系部品のレムス、ボスニア工場を拡張

オーストリアの排気系部品メーカー、レムスがボスニア北西部のサンスキ・モスト工場に新生産棟を設置する。現地報道によると投資規模は数百万兌換マルク(KM:ドイツマルクと等価)に上り、130人の雇用を創出する見通し。現地当局はすでに計画を許可したほか、プロジェクトを支援する目的で下水道・電力網を近代化する方針だ。

レムスはオーストリア南東部のベルンバッハに本拠を置き、モータースポーツ用マフラーの世界大手を自認する。4年前に窓・扉メーカーのエンコムを買収してボスニアに進出。現在は同国で約140人を雇用する。

レムスの経営権は、建設大手ストラバグの大株主であるハンスペーター・ハーゼルシュタイナー氏と、マグナのロシア事業に従事した経歴のある実業家、シュテファン・ツェヒリング氏が握っている。

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