ハンガリーでアト秒光源研究センターが開所

ハンガリー南部のセゲドで23日、アト秒領域(1アト秒=100京分の1)の短パルス応用技術を開発するための極限光科学研究開発機構アト秒光源研究センター(ELI-ALPS)が開所した。欧州連合(EU)が長期科学政策として進める最先端レーザー研究基盤整備の一翼を担うもので、チェコのELIビームライン施設、ルーマニアのELI核物理学施設に並ぶ研究施設だ。高出力レーザーを用いた基礎研究に活用する。

ELI-ALPSはアト秒レベルの超短パルス光を発生させることができる。主に原子価や内殻電子、4次元画像、相対論的相互作用など物理学の研究や、生物・医療・工業分野への応用研究での利用を想定する。内外の研究者が利用できるようにする。

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