デンマーク断熱材大手ロックウール、ポーランド増強

デンマークの断熱材大手ロックウールグループがポーランド工場を強化する。現地メディアの報道によると、ワルシャワの北東にあるマウキニャ工場に1億ズロチ(2,380万ユーロ)以上を投じ、設備の刷新と生産能力の拡大を図る。同プロジェクトは来年の1-3月期に完了する見通し。

ロックウールは今年3月、ポズナンにコンピテンスセンター「ロックウール・グローバル・ビジネス・サービス(RGBS)」を開設。約100人を雇用し、グループ全体の財務やITなどの業務を処理する体制を整えた。昨年6月には3億3,000万ズロチ(7,900万ユーロ)を投じて、ジェロナ・グラ近郊のチガチツェ工場を拡張している。

ロックウールは岩綿(ロックウール)製の断熱製品やシステムの世界最大手で、世界38カ国に約40の工場を保有。ポーランドのチガチツェとマウキニャ両工場、ポズナンのRGBSを併せて従業員1,200人超を雇用している。2016年のグループ全体の売上高は22億ユーロ、純利益は1億6,600万ユーロに達した。(1PLN=29.44JPY)

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