吉利汽車のベラルーシ合弁、新工場が今月稼働へ

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジー(BelGee)が、ミンスク州ボリショフで整備中の新工場で今月25、26日に試験的に5~10台を生産する見通しだ。8月中旬には検査ロットとして72時間以内に222台を製造する。セマシュコ副首相が13日明らかにした。

新工場の年産能力は6万台で、吉利汽車の3モデルが生産される。売れ行きが好調であれば生産能力を12万台に拡大する。部品の現調比率は来年半ばまでに50%に引き上げる方針。

ベルジーは2011年12月、ベラルーシ政府と吉利汽車による合弁合意を受けて設立された。ベルアズが50%、吉利が32.5%、ベラルーシの自動車部品大手BATEと中国企業の合弁会社であるソユーズアフトテフノロギイが17.5%をそれぞれ出資する。2013年にボリショフの自動車部品メーカー、アフトギドロウシリーチェリの工場内に設けた施設で生産を開始した。

ベルジーは2015年5月に最大3億3,000万米ドルを投じて新工場を建設すると発表した。すでにほとんどの設備の調整が終わっている。

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