仏石油大手トタルとアゼルバイジャン国営石油会社のソカール(Socar)が合弁会社を設立し、アゼルバイジャンのアブシェロン・ガス田で共同開発を行う。トタルのクレマン副社長が先ごろ明らかにしたもので、新会社Jocapは両社の折半出資とする。コスト抑制のため既存施設を活用する。
トタルは2011年に同ガス田の試掘に成功。両社は昨年11月に生産の第1フェーズを開始することで合意していた。トタルとソカールの同ガス田に対する権益は各40%で、残りは仏エネルギー大手エンジーが保有している。
トタルは1996年にアゼルバイジャンに進出した。同社は同国から石油を輸送するバクー・トビリシ・セイハン(BTC)パイプラインにも5%の権益を持つ。