ロシア石油大手のルクオイルは19日、メキシコ政府が実施したメキシコ湾鉱区入札で開発免許を獲得した。入札にかけられた15鉱区のうちの1つで、推定埋蔵量は最大9億5,800万バレルに上る。
ルクオイルが免許を取得したのは、タバスコ州沖にある面積521平方キロメートルの第12区だ。水深は100~500メートルで、ルクオイルの権益持分比率は75%となる。
メキシコ政府は今回、15鉱区を対象に入札を実施した。米国のシェブロン、コノコフィリップス、メキシコ石油公社(ぺメックス)、西レプソル、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェル、仏トタル、伊エニなど世界15カ国から合計26社が応札し、10鉱区は落札者が決まった。5鉱区については応札がなかった。
15鉱区全体の推定埋蔵量は16億バレルで、鉱区別ではルクオイルの獲得した第12区が最も多い。