ロシア原子力公社(ロスアトム)は19日、トルコ南部で計画中のアックユ原子力発電所の株式49%をトルコの財閥チェンギス・コリン・カリヨン(Cengiz Kolin Kalyon)に売却する方向で、協議を行っていることを明らかにした。年内の正式契約締結を見込む。ロスアトムはすでにトルコのエネルギー当局から同原発の建設許可を取得している。
アックユ原発の建設費は200億ドル、完成予定は2023年。総発電容量は1,200メガワットで、同国の電力需要の6~7%を賄える。発電された電力は主に政府機関が利用し、市場に出回るのは少量となる見通し。
ロスアトムは今後10年間の海外プロジェクト1,330億ドル分をすでに受注している。