シーリング材大手ザールグミ、チェコ工場増強

シーリング材世界大手ザールグミがチェコ子会社を通じ、新生産棟を建設して生産能力を増強する。シュコダ「オクタビア」とフォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」の新モデル向け製品の大型受注に対応するためで、投資額は3億5,000万コルナ(約1,350万ユーロ)。このほかにもメルセデス(Aクラス、Bクラス)とフォード「フォーカス」向けの部品も生産する予定だ。

新工場棟は同敷地内で5つ目の生産施設で、50~100人を新規雇用する。2018年初頭からドア用シーリング材等の生産を開始し、同年末までに完工させる。

ザールグミのチェコ子会社の従業員は約850人。2016年の売上高は前年比19%増の34億コルナ(約1億3,000万ユーロ)に拡大した。今年は売上高が37億コルナ(1億4,100万ユーロ)に達する見通し。同社はチェコ国内のフロノフとポリシにも工場を持つ。(1CZK=4.91JPY)

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