独ロシュリングのスロバキア新工場に建設許可

独樹脂部品メーカーのロシュリングはこのほど、スロバキア西部のコチョブツェ(Kocovce)における新工場計画で環境当局から建設許可を取得した。新工場では燃費性能を向上させるアクティブ・グリル・シャッター(AGS)をはじめ、様々な自動車向け樹脂部品を製造する。投資額は約800万ユーロで、完成後の床面積は1万7,900平方メートルになる見通し。従業員240人が3交代制で勤務する。

新工場は2段階に分けて整備する。第1段階では床面積9,400平方メートル分を来年までに建設する。圧力630トンの油圧プレス機2台、型締め力400~2,300トンの射出成型機6台、同3,200トンの射出成型コンパウンド機2台を設置し、射出成型加工とプレス加工を行う。第2段階の床面積8,500平方メートル分は2020年から21年にかけて建設する。射出成型機8台、射出成型コンパウンド機2台を設置し、組立溶接作業と超音波溶接作業を行う。

ロシュリングは世界22カ国に78カ所の拠点を持ち、自動車用プラスチック部品のほか、産業向けの高性能プラスチック部品を生産する。年間売上高は約16億ユーロで、従業員は約8,500人を数える。

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