ポーランド医療機器メーカー、乳がん検診装置の日本投入狙う

ポーランドの医療機器メーカー、ブラスター(Braster)は6月29日、乳がん在宅検診装置「ブラスター」を日本市場に投入する計画を明らかにした。医療事業コンサルティング会社RCT(東京都新宿区)と提携し、アジア人が使用した場合の有効性を確かめたうえで、発売準備に入る。日本での臨床試験の結果は来年6月までに公表する。

ブレスターの検診装置は、異常な組織の温度が正常な組織よりも高いことを利用したものだ。スマートフォンやタブレットにダウンロードしたアプリの指示にしたがい、立体型の液晶サーモグラフィ(熱画像計測装置)を乳房に当てて温度を測る。かかる時間は15分程度。周辺組織・左右の乳房のわずかな温度差も見逃さないという。

測定データは人工知能で分析し、異常があれば超音波検査かマンモグラフィー(乳房X線検査)を受けるよう薦める。遠隔医療センターでレントゲン医が相談に当たるサービスも提供する。

検査結果など全てのデータは個人のアカウントで呼び出すことができる。

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