セルビアの国営軍事企業ユーゴインポルトSDPRは先ごろ、米国の軍用機メーカー、スタバッティと民生用の新型単発機の共同開発で合意した。開発された機体はセルビアの航空機メーカーUTVAで製造し、スタバッティが主に米国市場での販促を行う予定。セルビアのパンチェボにあるUTVAの工場設備も刷新し、生産能力を増強する。
SDPRとスタバッティは今年4月に戦略提携及び長期技術協力に関する協定を締結していた。
SDPRは兵器類の戦闘システムや防衛機器の開発、生産及び販売を行う複合軍事企業。主に空対地ミサイルや航空機エンジンなどを生産している。
UTVAは1937年の設立。90年に航空機部品メーカーとして米ボーイングの認証を受けており、ボーイング737、747及び757といった商用機の金属製部品などを生産してきた。
スタバッティは次世代戦闘機の設計、開発及び生産を行っている。