バカンスシーズンに突入した欧州だが、気になるのは旅行先の物価水準。欧州統計局(ユーロスタット)が先ごろ発表した調査によると、欧州連合(EU)内でも「ユーロ」の使い出には大きな差がある。
お得感が強いのは、予想通り中東欧だ。いずれも物価がEU平均を下回っている。特にブルガリアはEU平均の47%と最も安い。ポーランドとルーマニアもそれぞれ53%、52%と低水準だ。
食品に限るとポーランドとルーマニアがブルガリアをしのぐものの、アルコール飲料とたばこでは、再びブルガリアがトップにつける。
買い物では、どんなものを求めるかで安い国が異なる。テレビやノート型パソコンなどの娯楽家電製品はポーランドが安い。衣料品ではブルガリア、自動車・オートバイ・自転車はチェコがお得だ。