露アフトワズ、8,200人を追加削減

「ラーダ」で知られるロシア乗用車最大手のアフトワズが2018年までに従業員の2割強に当たる8,200人を削減する。経済危機による販売減で大きな赤字を出しているためで、さらなる人件費削減を目指す。

関係者の話を総合すると、アフトワズは解雇を極力避け、退職による自然減、グループ内での異動や取引先への転職支援などで人員を削減する姿勢だ。過去の人員削減でトリヤッチ本社工場の雇用はすでに10万人から4万人へ縮小している。

アフトワズは2012年以来、販売台数を年々減らし、15年と16年は巨額の赤字を計上した。今年初めにロシア自動車市場は回復に転じ、アフトワズの上期販売台数も前年同期から13%増加した。

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