動物医薬品大手の仏シーバ、ハンガリーのワクチン工場が稼働

仏動物用医薬品大手シーバのハンガリー子会社シーバ・フィラクシア(Ceva Phylaxia)は12日、ブダペストにある拠点でワクチンの新工場を開所した。60人を新規雇用し、生産能力を現在の6倍の年300万本に拡大する。投資額は2,500万ユーロ。

ハンガリーはシーバが中東欧で唯一研究開発(R&D)センターと工場を構える重要拠点で、投資残高は1億ユーロに上る。今年の売上高は200億フォリント(6,500万ユーロ)の見込みで、そのうち輸出が160億フォリント(5,200万ユーロ)を占めると予測する。

同社は世界42カ国の110カ所に拠点を持ち、13のR&Dセンターと21の工場を運営する。従業員は3,500人。中東欧ではハンガリーのほか、ポーランド、スロバキア、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア、トルコに拠点を持つ。(1HUF=0.42JPY)

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