建設が進むイスタンブールの新空港の運営会社イスタンブール・グランドエアポート(IGA)は11日、トルコ国内6社と貨物およびグランドサービスに関する契約を結んだと発表した。契約額は2億5,000万ユーロで、契約年数は25年となる。新空港はイスタンブールで3つめとなる国際空港で、来年の開港を予定する。
契約を締結したのは、MNG、PTT、チェレビ・エアサービス(Celebi)、アバス(HAVAS)、システム・ロジスティック、ビリン・ロジスティック(Bilin)の6社。新空港内の20万平方メートルの敷地に貨物ターミナルとグランドサービス施設を整備する。
IGAのケスキン会長によると、新空港の賃貸スペースの50%が既に埋まっており、これまで契約を結んだ企業は100社近くに上る。
新空港のグランドサービス用敷地は15万平方メートル、貨物サービス用敷地は140万平方メートル。貨物処理能力は当初250万トンで、全ての空港施設の完成後に550万トンまで拡大する。IGAは新空港を政府に引き渡すまでの25年間、年間10億5,000万ユーロの運営料を支払う。
新空港は開港時に2本の滑走路と1つのターミナルを持つ。旅客処理能力は年9,000万人で、1日あたり約2,000機が離着陸する。ターミナル棟床面積は130万平方メートルとなる。その後、2本の滑走路とその他の施設が追加され、旅客処理能力は年1億5,000万人に拡大する。