ターキッシュエア、アルバニア政府と戦略提携

アルバニア政府は11日、国営航空会社の設立に向け、トルコ航空大手ターキッシュ・エアラインズと戦略提携すると発表した。今年末の運航開始を目指す。提携により、ターキッシュ・エアはより多くの西欧の乗客を獲得できる見込みだ。

戦略提携は、アルバニアのエディ・ラマ首相が訪問先のトルコで、ターキッシュ・エアのイルケル・アイジュ会長と会談して決定した。アイジュ会長は「経済成長を大きく促進させる民間航空部門の進歩はアルバニア政府の優先事項の一つだ。現在、ラマ首相は周辺地域と世界をつなぐ新航空会社の設立に尽力している。(同国に大きなシェアを持つ)イタリアの航空会社が事業を縮小すると予測され、ビジネスチャンスは拡大するだろう」と述べ、国営航空会社設立を支援する姿勢を示した。

また、ラマ首相は「提携を通じ、アルバニアの航空部門の大きな成長性と、ターキッシュ・エアの世界的規模のノウハウを融合させたい」と述べた。

新国営航空会社は西欧諸都市のほか、スコピエ(マケドニア)、プリシュティナ(コソボ)、ポドゴリツァ(モンテネグロ)、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ザグレブ(クロアチア)への就航を予定する。

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