印製薬ブラボー、エストニアに新工場建設

インドの製薬会社ブラボー・グループが、エストニアの首都タリンの近郊に工場を建設する。投資額は320万~360万ユーロ。同社傘下の現地がん研究コンペテンスセンター(CCCR)を事業母体とし、約18カ月の工期を見込む。英字紙『バルティック・コース』が13日報じた。

新工場では主にアジアとアフリカ市場向けのジェネリック医薬品を製造する。製品の選定はブラボーとエストニアの社会問題省および健康保険基金が協議して行う。

工場の立地は当初計画で国内第2の都市タルトゥだったが、タリン空港やタリン工科大学に近く利便性が高いタリン近郊に決まった。将来的にはタルトゥ近郊に第2工場を建設する可能性もあるとしている。

ブラボー・グループは2015年にCCCRと業務提携した。16年に筆頭株主になり、がん関連の研究開発活動を徐々にCCCRに移管している。国外では現在、ウズベキスタンとウガンダに生産拠点を構える。

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