中国スマートフォン大手の小米科技が、中東欧市場に進出する。同社の幹部は先ごろ、独経済紙ハンデルスブラットとのインタビューで、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア、リトアニア、ラトビア、エストニア、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアに直営店を近日中に出店する計画であることを明らかにした。
小米科技が海外進出で重視するのは、人口規模が多く、インターネットの利用が活発で、すでに同社製品のユーザーがいる国や地域。自社スマートフォンの販売拡大と合わせ、市場ニーズに合ったインターネットサービスの提供で顧客を増やし、同サービスの長期的な売上拡大も狙っている。
小米科技は2011年にスマートフォン市場に参入し、高性能製品を低価格で提供する戦略で成功した。15年の年間販売台数は7,000万台を超え、業界大手に躍進。16年は当初1億台を目標に掲げたものの8,000万台を割り込んだが、今年改めて1億台を目指している。