ハンガリーの製薬会社リヒター・ゲデオンは19日、同社の非定型抗精神病薬「レアギラ」(カリプラジン)の販売を欧州委員会が承認したと発表した。同製品については5月19日に欧州医薬品庁(EMA)が治験の結果を承認していた。
カリプラジンはリヒターが開発した統合失調症・双極性障害治療薬。米国とカナダ市場では米アラガン(旧アクタビス、フォレスト・ラボラトリーズ)がライセンスを持つ。2015年に米食品医薬品局(FDA)が承認した後、昨年3月から「VRAYLAR」という製品名で販売が開始された。8月には伊同業レコルダーティがリヒターからライセンスを取得し、西欧諸国、アルジェリア、チュニジア及びトルコにおける独占販売権を得ている。