トルコ航空宇宙産業(TAI)のテメル・コティル社長は18日、イスタンブールに研究所を設置する計画を明らかにした。品質・時間の両面でプロジェクトを予定内に完了させるため、技術革新の基盤を整備するのが目的となる。
立地はアジア側のサビハ・ギョクチェン空港に隣接するハイテク工業団地「テクノパーク・イスタンブール」で、9月初めに開所する。当初はエンジニア100人を雇用し、その後、200人に増員する予定だ。
TAIは売上高を昨年の10億米ドルから2026年には100億米ドルへ拡大させる目標を掲げる。達成に向け、ドイツ子会社を足がかりとした企業買収や、事業再編を通じたコスト削減などを実施する方針だ。