英豪系資源大手リオ・ティントは7月24日、セルビア政府と同国西部のロズニツァ近郊でホウ酸リチウム鉱床を開発することで基本合意した。双方は合同作業部会を設け、プロジェクトの事前調査や許認可取得に関する作業に着手する。対象となる鉱床のホウ酸の推定埋蔵量は1億3,600万トンで、2023年の生産開始を予定する。
同社は2004年にヤダル川沿いの渓谷周辺で大規模なホウ酸リチウム鉱床を発見し、これまで9,000万ドルを投じてきた。生産開始までに実現可能性調査(フィージビリティスタディ)を実施する予定。
ホウ酸リチウムは電気自動車(EV)のバッテリー、ガラス製品、セラミックス製品、肥料などに利用されている。