三菱重工傘下の英鉄鋼エンジニアリング大手プライメタルズ・テクノロジーズは8月1日、トルコ鉄鋼メーカーのチェムタシュからブルサ工場の棒鋼圧延設備の近代化工事を受注したと発表した。2014年に受注した第一期工事に次ぐもので、今年10-12月期に完了する見通し。
今回の工事でプライメタルズは、粗圧延、中間圧延工程の設備を納入するほか、既設の仕上げ圧延設備の近代化を担当する。通常より大きめの200ミリ角ビレット(鉄塊)が加工できるようにし、一度に切断できる棒鋼の本数(列幅)を増やす。結束・梱包システムも自動化し、全体として生産性を向上させる。
設備・システムの納入のほか、加工機器一式のエンジニアリングと納入機器の設計、建設、操業開始、試運転、トレーニングに関する助言サービスも担当する。
プライメタルズは三菱日立製鉄機械が51%、独シーメンスが49%を出資する合弁会社。