ハンガリー政府は、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズの欧州工場誘致に向けて、自動車テストコースの運営会社ザラに150億フォリント(4,959万ユーロ)を追加投資する。自動運転車試験センターの整備を政府が強力に支援する姿勢をアピールし、50億ユーロ規模の大型プロジェクトをハンガリーに呼び込みたい意向だ。
自動車テストコースは、同国西部のザラエゲルセグに総額420億フォリント(1億3,886万ユーロ)を投じて自動運転車の走行試験も可能なインフラを整える、政府肝入りの投資計画だ。敷地面積は250ヘクタールで、来年上半期に第一期工事が完了する。
テスラのイーロン・マスク社長は昨年、欧州拠点の設置計画を発表した。今年中に立地が決まる見通しで、候補としてポーランドやルーマニア、チェコの名が挙がっている。(1HUF=0.42JPY)