欧州家電工業会(CECED)のポーランド事務所によると、今年上半期の同国白物家電販売は265万台となり、前年同期比で3.8%増にとどまった。2014~16年の年間成長率(6~9%)に比べると鈍化が明らかだ。17年上半期の生産台数は1,090万台で、前年同期実績の1,100万台をわずかに下回った。(表参照)
CECEDポーランドのコネツキ代表は、「政府の子持ち世帯支援策『500+』で売れ行きが伸びるとみていた」と予想が外れたことを認めたうえで、「下半期に効果が表れるかもしれない」と期待感を示した。
ミレミアム銀行のエコノミスト、マリシェフスキ氏は、「使用中の機器が壊れるまで新品を買わない世帯が多いのでは」と分析している。