英IT大手エンデーヴァ、ルーマニアで最大2500人を新規雇用

英IT大手のエンデーヴァがルーマニアをサービスのデリバリー拠点として強化する。同社が先ごろ現地紙『ジアルル・フィナンチアル』に明らかにしたもので、1,800~2,500人を新規雇用する計画だ。同社は好調な受注を追い風に、今年に入ってブカレストと中部ピテシュティのデリバリーセンターでITエンジニアを350人増員している。

エンデーヴァは2006年にルーマニアに進出した。ブカレスト、ピテシュティのほかクルジュ・ナポカ、ヤシ、タルグムレシュにもデリバリーセンターを構える。昨年の売上高は3億1,200万レウ(6,800万ユーロ)で前年比43%の大幅増となった。

IT産業はルーマニアの成長産業で、国内総生産(GDP)に占める比率が現在の6%から10年後には12%に拡大すると予測されている。現在、エンデーヴァは米オラクル、地元ウィルス対策ソフト大手ビットディフェンダーに次ぎ、国内業界3位につける。

エンデーヴァは中欧をデリバリーセンターと位置付けており、ルーマニアを始めブルガリア、モルドバ、マケドニア、セルビアに拠点を構える。(1RON=28.09JPY)

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