ロシア最大手行銀行の国営ズベルバンクが先ごろ発表した2017年1-7月期(ロシア会計基準)の純利益は3,728億ルーブル(53億2,900万ユーロ)となり、前年同期から35.6%拡大した。純手数料収入及び個人向けローンの増加のほか、預金金利の低下が大幅増益につながった。7月単月の純利益は前年比22.6%増の559億ルーブル(7億9,900万ユーロ)だった。
1-7月期の純手数料収入は銀行カードの利用増を背景に前年比14.7%増の1,940億ルーブル(27億7,300万ユーロ)となった。純金利収入は金利支払いの減少及び個人向けローンの増加を受け、6.4%増の6,836億ルーブル(97億7,100万ユーロ)に伸びた。
1-7月期の個人向けローンは1兆ルーブル(142億9,400万ユーロ)に達し、前年同期を23%上回った。個人及び法人預金はそれぞれ年初以来1.6%、1.1%増加し、両者を合わせた預金額は8月1日時点で17兆1,000億ルーブル(2,444億2,700万ユーロ)となった。
1-7月期の経費率は前年同期の32.7%から29.8%に低下した。(1RUB=1.85JPY)