露ヤンデックスとズベルバンク、EC分野で合弁

ロシア検索サイト最大手のヤンデックスは先ごろ、同国最大手銀のズベルバンクと合弁企業を設立すると発表した。ヤンデックスの電子商取引(EC)部門であるYandex.Marketを増強するのが狙い。両社は新会社に約300億ルーブル(約4億3,200万ユーロ)ずつ折半出資することで合意しており、年内にも手続きが完了する見通しだ。

Yandex.Market部門を統括するマクシム・グリシャコフ氏は、「Yandex.Marketの既存ユーザーは、さまざまな新サービスを利用できるようになる。ズベルバンクの金融インフラを利用することで、簡単かつ安全に決済できるだけでなく、融資といった新サービスも可能になる」と述べ、新会社設立の意義を強調した。

Yandex.Marketへの出店者は現在、国内外で約2万人。同ポータルの月間訪問者数は2,000万人に上る。昨年の売上高は1,000億ルーブル(14億3,900万ユーロ)だった。(1RUB=1.85JPY)

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