独リドル、チェコの店舗にEV向け高速充電器を設置

ディスカウントスーパー大手の独リドルがスイス重電大手ABBと提携し、チェコの店舗に電気自動車(EV)向け高速充電スタンドを整備する。すでに第1号スタンドがプラハ南西部の店舗の駐車場で開設されており、同時に2台の充電が可能だ。リドルは今年末までに5店舗で高速充電スタンドを設置し、来年以降も増設する予定。

ABBのスタンドは3つの国際規格を満たしており、全てのEVモデルが充電できる。直流(DC)および交流(AC)充電が可能で、充電時間は直流の場合、バッテリー容量の80%まで30分となっている。

リドルはチェコではグリーンエネルギーのみを使用する方針を掲げており、今年から店舗や物流センターでは再生可能エネルギーによる電力だけを使用している。店舗ではプラスチック製レジ袋の販売も中止されている。

リドルは1973年の創業で、主に食料品を販売する。世界28か国(欧州と米国)に1万200以上の店舗を展開し、店舗数では同分野で世界最大の企業となっている。

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