自動車部品大手の独コンチネンタルは29日、ルーマニア中部のシビウに2つ目の研究開発(R&D)センターを開設すると発表した。完成後の施設面積は約1万2,000平方メートル。来年着工し、最終的に1,000人を雇用する予定だ。
コンチネンタルはすでにシビウでR&Dセンターと電子部品工場を運営している。R&Dセンターではブレーキシステムやエアサスペンション、自動変速機用電子制御システム、高度運転支援システム(ADAS)などの開発・試験および生産を手がける。工場では電子制御部品を年間約3,300万ユニット製造する。同拠点の総従業員数は3,800人。投資残高は2004年以来で3億2,000万ユーロに上る。
コンチネンタルはルーマニアでほかに5工場と2 R&Dセンターを持ち、全体で1万8,200人を雇用している。今年も同国で1億7,000万ユーロを投じて1,500人を新規採用する方針だ。