ベラルーシ初の国産EV、試作車公開

ベラルーシ国立科学アカデミーは22日、傘下の機械エンジニアリング研究所の車両テスト場で初の国産電気自動車(EV)を公開した。計画発表から1年足らずで研究用試作車の開発にこぎつけた。今後は電気部品の最適化やパラメータの微調整を行い、量産に向けた確認用試作車の完成を目指す。

初のEVは、ベラルーシで製造されている中国吉利汽車の大型乗用車「SC7」をベースに、市街走行条件を満たすよう設計された。バッテリーにロシアのエネルZ社製品を採用したのを除き、電気駆動部品にはすべて国産製品が使われている。

最高出力は60キロワット(80hp)で、テストコースでは最高時速110キロを記録した。220ボルトの一般電源あるいは専用充電設備を使った場合のフル充電時間は6時間。

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