日立キャピタル、カザフスタンに建機輸出

日立キャピタルは25日、日立建機製の大型油圧ショベル6台をカザフスタンの鉱山会社シュバルコル・プレミアムに輸出すると発表した。5年間の長期延払いによる融資条件(サプライヤーズ・クレジット)で納入するもので、日本貿易保険(NEXI)が貿易一般保険を付保する。NEXIが長期延払案件に対する貿易一般保険の引受を再開して以来、初めての引受例となる。

日立キャピタルによると、資源国に対する鉱山開発・インフラ整備用途の建設機械輸出が活発化する中、購入者が融資を受ける「輸出金融」よりも手続きが簡単な資金調達法へのニーズが中小案件を中心に高まっていた。これに適した形として、リース会社が機械を購入した上で割賦販売する取引形態(延払い割賦取引)に注目が集まったことから、NEXIは今年4月、2年以下の延払案件に限っていた貿易一般保険の引受を2年以上の案件でも行えるよう、付保条件を変更していた。

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