世界銀行は8月29日、2018-21年を対象にしたトルコへの新たな国別支援フレームワーク(CPF)を同理事会が承認したと発表した。国際復興開発銀行(IBRD)、国際金融公社(IFC)、多数国間投資保証機関(MIGA)の協力強化に基づき、従来よりも融資枠が拡大する。トルコ財務省は5年間の融資額を50-75億ドルと見込んでいる。
新たなCPFは「成長」、「一体性」、「持続可能性」を重点分野とし、トルコ政府が2014-18年第10次開発計画で示した発展・改革課題を支援する役割を果たす。包括的で持続可能な経済成長を実現し、国民全体の生活水準向上と、高所得国への成長に道筋をつける。
IFCは、柔軟で小回りの効く民間企業をトルコの経済成長のけん引役だと評価し、同分野への支援を通して成長目標達成に寄与する方針だ。これまで半世紀以上にわたり、350超の民間プロジェクトに142億ドルを融資している。