石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は7日、ロシアの石油会社イルクーツク石油(INK)と東シベリア・クラスノヤルスク地方の5鉱区で探鉱事業を開始することで合意したと発表した。合弁会社INKクラスノヤルスクを通じ、2021年の期限までに共同で探鉱事業を実施する。今冬には地質構造を調べるための二次元地震探査を開始する予定。
JOGMECとINKは2007年から極東・東シベリア地域における共同探鉱事業を行っている。昨年12月にはイルクーツク州イチョディンスコエ油田が商業生産に移行しており、今後対象鉱区でのさらなる成果が期待される。
INKはイルクーツク州最大の上流開発会社で、同州および隣接するサハ共和国を中心に25の探鉱・生産ライセンスを持つ。2016年の生産量は原油・コンデンセート合わせて780万2,000トン。