クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・オートモビーリ(Rimac)は19日、中国のバッテリー大手駱駝集団(Camel Group)からの投資受入れで合意したと発表した。投資額は同国への直接投資としては過去最大規模になる3,000万ユーロ。来年発表を予定している新製品の開発や生産施設の増強、事業のグローバル展開に振り向ける。投資額のうち300万ユーロはリマック子会社のEVバイクメーカー、グレイプ・バイクス(Greyp Bykes)への投資に充てられる予定。
2009年に創業したリマックは高級EVスポーツ車の生産のほか、受託生産(OEM)メーカーに技術供与を行っている。同社によると12年以来収益は毎年倍増している。
駱駝集団は1980年設立で、アジア最大のバッテリーメーカーの1つ。自動車用バッテリーやリチウムイオンバッテリーなどを生産している。昨年の売上高は11億ドル、生産量は2,600万個だった。