みずほ銀、ルーマニア・ビジネス環境省と業務協力

みずほ銀行は20日、ルーマニアのビジネス環境・貿易・企業省と業務協力覚書を締結した。FBCがみずほ銀から入手した情報によると、日系企業の進出を支援するのが目的で、ビジネス環境省が持つ豊富な情報を活用し、新規進出や事業拡大をきめ細かくサポートしていく方針だ。

ビジネス環境省は、ルーマニア国内経済の発展と国際化を担当する。国外からの直接投資促進機関であるインベスト・ルーマニアも同省が所管する。

ルーマニアは黒海西岸に位置し、欧州の東の玄関口であるコンスタンツァ港を中心に東西を結ぶ重要な物流ルートの一つとなっている。2007年の欧州連合(EU)加盟後は、教育水準の高い若年労働力やコスト競争力を強みに、外国から数多くの製造企業が進出した。日本からは自動車や家電産業を中心に約100社が拠点を設置している。

みずほ銀は2015年、中東欧地域におけるサービス拡充に向け、オーストリアの首都ウィーンに支店を開設した。これまでにオーストリア、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア各国の投資促進機関と業務協力覚書を締結している。

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