シリア高級チョコメーカーのガラウイ、ブダペストで店舗オープン

シリアの高級チョコレートメーカー、ガラウイ（Gharaoui）はこのほど、ブダペストに欧州第1号店をオープンした。オペラ座近くの高級商店街アンドラーシ通りに店を構え、同市南部のドナウ川のチェペル島に設けた仮工場で製造する120種強の商品を扱う。

ガラウイは今年8月、ブダペストの北東に位置するハトヴァンで新工場の建設に着手した。投資額は76億フォリント（約2,400万ユーロ）で、政府から15億フォリントの助成を受けている。来年10月に操業を開始し、540人を雇用する。製品の95％をハンガリー国外に輸出する。

ハトヴァン工場稼動まで生産を担当するチェペルの仮工場では、ダマスカスのチョコ職人が養成した工場員65人が働く。1カ月後には100人に増員される。

ガラウイでは、5年以内にハンガリーのほか、パリ、ベルリン、ドバイなど外国に40店舗を設ける。ホテルチェーンや航空会社との提携も探る。10月28日に開幕するパリ・チョコレート見本市（サロン・ドゥ・ショコラ）に出展し、商機をつかむ意気込みだ。（1HUF＝0.43JPY）