米物流不動産プロロジス、スロバキアの施設を売却

物流施設の開発運営を手掛ける米不動産大手プロロジスは9月27日、スロバキアの大型物流施設「プロロジス・パーク」を中国国営投資会社のCNICコーポレーションに売却すると発表した。物流用不動産の売却案件としては広さ、投資規模ともに中東欧最大となる。取引額は明らかにされていない。

プロロジス・パークには4つの物流施設があり、全て賃貸物件となる。このうち物流加工向け施設の処理スペースは延べ床面積が24万平方メートルに上る。今回の売却には、プラスチック産業廃棄物のリサイクル業者用に現在建設中の施設も含まれる。

プロロジス・パークはスロバキア西部のガランタ・ガーニェにあり、首都ブラチスラバや、オーストリア、ハンガリー、チェコへの輸送拠点として適している。同地域はインフラが整備された中東欧有数の製造業集積地で、物流能力の向上へのニーズも一段と高まっている。