日本の文部科学省とエストニア教育研究省、研究開発で協力

エストニアのレプス教育研究大臣は先ごろ、日本の林文部科学大臣と会談を行い、両国間で研究及び科学技術分野に関する協力協定を締結することを提案した。これに対し林大臣は、協定の締結で科学技術に関する両国間の協力関係が促進されると応じた。レプス大臣はまた、両分野での協定締結は研究者、企業及び資金提供者にとり大きな意義を持つと述べ、政府が協力関係を後押しする重要性を強調した。レプス大臣ら一行は9月27日から3日にかけて協力協定締結に向けた準備作業のため来日していた。

林大臣はエストニアが実施しているデジタルスキルに関する早期教育を評価したほか、ロボティクス、学生ビジネスを含む起業家教育及び産学連携に興味を示した。レプス大臣は交流を深めるため両国間でインターネットを利用した合同授業を開催することも一案だと述べたほか、協力を継続するため林大臣の同国訪問を要請した。

レプス大臣は30日に京都で開催された第8回日・欧州連合(EU)科学政策フォーラムにも欧州理事会代表として出席した。今回で8回目の開催となる同フォーラムには、日EUの政策関係者、研究機関、起業家などが出席して科学技術及びイノベーション政策について議論が行われた。

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