EBRDがルーマニアのリース会社に融資、中小企業支援を強化

欧州復興開発銀行(EBRD)は2日、ルーマニアのリース会社ガランティ・リーシング・ルーマニア(Garanti Leasing Romania)に対し、1,000万ユーロを融資すると発表した。同国の民間ビジネスの競争力強化が目的。同社のリース業務拡大とマイクロ企業及び中小企業(MSME)向けサービスの拡充を通じ、資金の利用機会を広げる。同行は融資理由として、ルーマニアでのリース事業が企業への資金供給の手段として未発達であることを挙げた。

EBRDの同社への融資は2016年8月に次いで2回目となる。ガランティ社は前回、商業、建設などのサービス分野の企業に対する事業を行うため1,000万ユーロを借り入れている。

ガランティ・リーシングはガランティ・グループ・ルーマニアの一部で、主に運輸、健康医療、自動車部品分野などのマイクロ企業と中小企業を対象に事業を展開している。

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